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Posted by naturum at

2024年04月02日

ダナーフィールド (N.WHEAT /BEIGE) ヌバックのワックス加工 その2


その1からつづく
想像はしていたが、ヌバックの汚れは目立つ。
履けば汚れるのはあまり前なのだが、その汚れ方が何か痛々しい。ガンガン履き込みたいけどこのままだと靴に遠慮してしまう。

ヌバックの靴をきちんとメンテナンスしたいけど、果たしてどんな方法が適しているのか。初めてのことなので、まずはネットで色々調べてみる。
起毛の風合いを大事にするなら、汚れ落としグッズと防水スプレーの組み合わせが良さそうだ。
一方、起毛の風合いは無くなるが、ミンクオイルを塗って定期的にメンテナンスすることで程よいエイジング感を醸し出すという方法もある。オイルを入れるとやや色が濃くなり、表面に艶が出て全く別の表情を見せる。履き込んで育てていくのもカッコ良さそうだ。自分だけの一足を作るカスタム感もたまらない。
更にディグっていると、登山靴の世界ではヌバックのワックス加工というメンテナンスがある事を知った。ミンクオイルを塗り込むより遥かに加工度が高く、見た目は完全にスムースレザーとなる。
たが、ワックス加工の目的は見た目ではなくその機能にある。革の表側をヤスリなどで起毛させたヌバック革にはワックスなどの成分が浸透し易く、加工を施すことで水分や雑菌などから革を守り、傷にも強くなり、その寿命を大きく伸ばす事が出来る、らしい。

うん、これです。私が求めていたものは。やっと出会えました。
早速ワックス加工セットを購入するべく某ショップを覗いてみると、あまりの高額に指先が固まる。50%offで購入したこのダナーフィールドと大して変わらない。まあ、プロが間違いないものを選び抜いて全部セットにするとこの値段になるのかもしれないが、もう少し調べて自分に必要な物だけ購入することにしよう。
で、吟味した結果、collonilのレザージェルとレザーワックスの二つを購入することにした。ローションやナノクリームは買わない。ジェルとワックスだけで防水も革の保護も十分出来ると思う。自分の革の手入れ方法は自分で決めて良いのだ。
購入先はcollonilのオフィシャルサイトにした。それぞれの商品の機能を調べているときにアウトレット品が安く売られているのを見つけたからだ。ジェルとワックス、ついでに馬毛ブラシも全て40%offで手に入れた。とってもお得。

ついに準備が整い、いよいよワックス加工を施す日が来た。
加工は三回に分けて行う。
一回目にジェルとワックスを塗り込み、その後一週間程乾かす。二回目と三回目はワックスのみを塗り込む。それぞれ同様に乾かす。工程自体は簡単だ。ジェルとワックス、馬毛ブラシと歯ブラシ、水を張った洗面器、スポンジとボロ巾を準備しておく。

まず初めに、靴紐を外す。そして馬毛ブラシで丁寧に汚れを落とす。気になる箇所があったら歯ブラシやスポンジも使って綺麗にしよう。
次にヌバックにしっかりと水分を含ませる。軽く絞ったボロ巾でびしょびしょにしちゃって構わない。


ここでレザージェルを塗る。片足に対して2プッシュくらいを手に取りざっくりと全体に伸ばした後、馬毛ブラシを使って更に伸ばす。革を濡らした事でレザージェルを薄く満遍なく伸ばす事が出来る。細かい場所は歯ブラシを使っても良い。
ジェルをつけ過ぎないように注意しながらブラシを丁寧にかける。
ジェルがしっかりと馴染んだらいよいよワックスを塗る。

人差し指の第一関節くらいの量を取り、こちらも薄く全体に伸ばす。ジェルと同じ様にブラシを使って全体に広げる。その時にブラシに少し水をつけるとやりやすい。細かいところは歯ブラシが役に立つ。
ワックスもなるべく薄く満遍なく塗りたいが、ブラシだけだと伸び切らない。足りないワックスを少しずつ足しながら


最後は手のひらを使って擦り伸ばす感じでしっかりと全体に馴染ませる。多少の塗りむらが残っても、やがてワックスが浸透して目立たなくなる。

右足側が終わったところ、思った以上にかっこ良い色合いになった。左足側も同様に処理して一週間乾かす。

二回目、三回目はワックスだけを塗り込む。なるべく薄く、全体に満遍なく伸ばす事を心がけてブラシと手のひらで仕上げる。


だんだんと色が濃くなり、艶も増してくる。
最後の乾燥が終わったら靴紐を通して完成となる。



いかがでしょうか。正真正銘、私だけの一足が出来上がりました。これからもたまにメンテナンスしながら、長く付き合っていく事になるでしょう。  


Posted by コワン at 07:36Comments(0)

2024年03月25日

ダナーフィールド (N.WHEAT/_BEIGE) ヌバックのワックス加工 その1


バイクに乗る時に履くブーツが欲しいなーとあれこれ考えていた先日。
秩父に遊びに行く途中で寄った花園のアウトレットで、ダナーフィールドの50%offを見つけてしまった。
タフなアウトドアブーツでゴアテックス搭載。カッコいいしそこまで高くも無いのでいつか欲しいなーと思っていたけど、さらに半額とは!
店員さんに聞いてみると、自分に合うサイズで残っているのはN.WHEAT/BEIGEのみ。しかもあと一足。それでも即買いとならなかったのは、このN.WHEAT カラーがヌバックで作られていたからだ。

ヌバックは毛足の短いスエードといった感じの起毛革て、その柔らかな風合いはなかなか魅力的ではあるのだが、見るからに汚れに弱そう、というかついた汚れが落ちなそう。
これ履いてバイク乗って渓流出掛けたりしたら、爪先や踵の内側やシフトレバーがあたる左の甲の所なんかが黒ずんできて、それはそれで味が出てくるのかもしれないけどなんか勿体無い。
店員さんに聞いてみると「汚れに弱いし、長く履いてエイジングを楽しむ感じでも無いです、そこが欠点ですね」
いくら安くても履くのをためらう様な靴は要らない。でもこの値段で買えるなら欲しい。
どうしよう、買うか?いや止めろ!
店の中をぐるぐる回りながら悩んだけど、こうなると決まらない。
ひとまず店を出て、秩父のかみさんの実家に行って一晩ゆっくり考える事にする。その間に売り切れてしまったら諦めよう。
で、ネットでダナーフィールドのことを調べてみて初めて、ダナーライトとの関係や違いについて知る。お店に並んでたあの高い方がダナーライト。僕に手が届く値段ではない。そんな人のために作られたのがダナーフィールド。生産国や仕様に多少の違いはあるが、必要十分な機能は備えている。
つまり、非常にコスパが高い靴だという事が分かった。分かったら欲しくなった。どうか売り切れてません様に…
翌日、再び花園へ。
ものすごく遠くにあるバイク置き場から急いでABC マートへ向かう。一直線にダナー売り場へ。
まだ有った。
念のためもう一度試着して、購入した。

しばらくは近所で履いて足に馴染ませて、徐々に長時間の外出やツーリングにも使用するようになった。すると、やはり当初の懸念どおり汚れが目につく様になってきた。

履き込んだブーツはカッコいいが、これはどうも自分のイメージと違う。なにを使ってどう手入れしていくか、早いうちに考えておいた方が良さそうダナー。
  


Posted by コワン at 17:46Comments(0)